リレーエッセイ「私の育自」

育自の魔法とわたし

○育自の魔法との出会い
5年前 わたしは「育自の魔法」と出会いました。

当時 高校生、中学生、小学生の三姉妹の子育てをしながら、子育て支援のボランティア活動をして、活動日以外はパートへ。

今から思えば毎日がバタバタと過ぎ去っていました。

でもそんな生活も子育て支援の活動は軌道に乗っていろんな繋がりもできて充実していたし、子どもたちの成長も頼もしく楽しい毎日でした。

そんなとき、一緒に子育て支援の活動をしているちかさんに育自の魔法のワークショップのお話しをききました。

新しいコトやモノと出逢ったとき、自分の感覚で決めてしまうのですが

この時も「育自って育児じゃないの?」「魔法ってなに?」と「育自の魔法」という言葉に惹かれてワークショップに参加することにしました。

○育自の魔法3部作
part1 自分の人生を語る…
まずこんなこと人に話したことがありません。

子どもの頃からのことを思い返しながら自分の中で1番しんどかったことも線に描きました。

ワークショップの中では言いたくないことは言わなくても良いと言われていましたが、今の自分があるのはその辛いことがあって乗り越えてきたからだと思い話しました。
話しているとその時の辛い悲しい感情が溢れてきて涙を流しながら話していました。
「自分の苦労話で泣いてしまって申し訳ない…」
話終わったあとはそんな気持ちでいっぱいでした。

でもその後のホメホメシャワーで私はその場にいた皆さんから素敵な言葉のプレゼントをいただくのです。

思いもよらないみなさんの言葉に自分の中で凍ってたしんどかった体験がホメホメシャワーで溶かされていくようなそんな感覚だったことを今でも覚えています。

そして乗り越えることが当たり前だと思っていた経験も「わたしはあの時は頑張っていたんだ」と思えるようになりました。

Part2 自分の好きを語る…
自分の好きなことってなかなか話す機会がなかったなぁと思いながら、でも好きは好きだけどこんなこと語っちゃて良いのかしら…と好きなものを目の前にして話しているうちにこんなに好きだったんだと新たな発見もありました。

Part3 自分の未来を語ろう…
part1とpart2でエネルギーがいっぱいになった感じで未来のイメージ画を描くことができました。

絵を描くなんて子どもの頃から苦手。そんなわたしがいろんな色を使って思うままに描いていたのです。

そう…まさに育自の魔法は魔法だったのです!

そして1年後にpart1ファシリテーター認定講座を受けていました。

○育自の魔法は本当に魔法なんだ!
育自の魔法のワークショップに参加するたびに思うことがあります。

その時、その場に集った方々でいろんな魔法があって、エネルギーが循環しているような感覚です。

そしていつもみなさんのエネルギー(元気)をいただいていること。
また毎回新たな自分発見もあります。
でもそれは自分1人ではなかなかできないこと。

自分を育むことは子育てと一緒で周りのたくさんの人との関わりの中でできること。
自分を育むことの大切さを育自の魔法は教えてくれました。

そして今度はそんな魔法の場を作りたいと思っています。