リレーエッセイ「私の育自」

人との繋がりを大切にしたいわたし

私が育自を受けた時は、まだ子どもたちが思春期で結構大変な思いを抱えながら子育てをしていました。

彼らの育っていく力を信じることが出来ず、問題が起きると心配したり怯えたりしながら今から思えば右往左往しながらの毎日でした。

(写真:子育てイベントの託児もやっています。今でも活動しています。)
そこまでは、良くある思春期の子を持つお母さんの健闘日記という感じですが、私の厄介な所は、当時子育て支援の市民活動をしていた事もあり、「いいお母さん像」「失敗しない子育て」が私のその時もっとも大切にしていた事かもしれません。

世間の評価や周りの承認が必要で仕方がない・・・

そんな母親像に協力しなければいけない子ども達は、たまったものではありません。
これに対して、長女は順調よく反抗してくれました。

学校にも行きたくない。
これも彼女にとったら正常な反応でした。
何故なら、私はその反応を起こしてくれなかったら試行錯誤もしなかったでしょうし、育自の魔法にも出会えなかったからです。


それから何年か経って、今年の春には就職をした娘は、自分と他者を全力で肯定してくれる柔軟な女性へと成長してくれました。

私は今、子ども二人を成人させて、結婚相談所の婚活カウンセラーとして働いています。(写真:『メガネ専用』という変わった名前の日本酒です。相談所の会員さんと、面談という名目でよく一緒に飲みに行きます。)

婚活中の方々へのエール、お見合いの立ち合い等でお相手へ紹介をする時に、育自のワークショップで培った「ほめほめシャワー」が大変役立っています。

お見合いで会話が続かないという会員さんには、好きな事をたくさん聞いてあげてとお伝えしています。

(写真:先日津島神社に行って会員さんの良縁祈願をしてきました。神前結婚式についてもお話を聞きに行ってきました。)

人はみんな繋がり合いたがっているという事に確信を持ちながら、良い繋がりを持ちたいときは先ずは自分を大切にすることなのだという事をしみじみ体感している毎日です。