リレーエッセイ「私の育自」

これは、実験だ!

■ 育自の呪文
「これは、実験だ!」私の肯定的なセルフイメージの1つ、この呪文を唱えると、やらかしても早く立ち直れる!?

「やっちまった、もうダメかも。。。」と辛い事があっても「これは、実験だ!よし次!」。
迷路の行き止まりに何度も突き当たり、だんだんと出口に近づいて行くような感じ。
30年以上前に読んだ小説のフレーズが今でもよみがえる。
ファシリテーターになってこのような事を人に話せる機会ができてとても楽しい!

■ 育自の魔法との出会い
上司から誘われ、なんとなくワークショップに参加。
参加者に向かって自分の事を語っているように見えるが実は、
「自分と対話している」
シンプルな内容だが深い気付きが得られる非日常体験、
「このワークショップで一体どのくらいの人の生き方に影響を与えて来たのだろうか?」
当時は感慨深く思うはずもなかった。

育自の魔法で気付いた事は「ワークショップで毎回自分発見がある」。
特に人生曲線を描く度に過去の解釈が変わる、ワークショップ参加後も自分との対話が進み、物の見方、捉え方が拡がっているのだろう、自分を育めている実感が持てて嬉しい!

■ ファシリテーターになる
「もっと世の中の人をイキイキ、ワクワク、キラキラさせたい!育自モデルで世の中を回していくぞ!」といった想いは少なく「なんかNPO法人のファシリテーターってカッコいい!」といったミーハーな欲望であった。
肩書欲しさだった。
資格を取るだけで満足。
そんなもんでPart.1のファシリをするまでに数か月、1年経ってもpart2、3は未実施といった状況が続いていた。
自分の育みは一時停止。

■コーファシリ・デビュー
そんな中、コーファシリのチャンスをつかみ、ようやくPart.2、3のデビューを果たした。
やってみたらコーファシリはこんなにも楽しかった!

・お互い気にかけながらフォローし進められる!
・自分達も安心安全の場で楽しくファシリできる!
・一人で悩み続ける事はない!伴走人がいる!

それまで「何事も自分ひとりでやり遂げる!」が当たり前であった自分には新鮮な体験、人とのつながりのありがたさ、暖かさを感じられた!

ゆうちゃん、ありがとう!

■ そして理事へ
突然、ひとみさんから来年度の理事を頼まれた。二つ返事でOK!
「なんか理事ってカッコいい!」ミーハーはブレない!自分も成長できるかも?
とはいえ、会員の皆さんが「さらに自分を育める」よう楽しんみながらやっていきます!

■おまけ
 ★ 実験① 自分に嘘を付いてみた
part.2に参加、これといった好きがなく、なんとなく「折り紙」を好きな事して語った。
好きでもなかった事を「俺はこれから好きになるんだ!」と自分に嘘を付いて。
手の込んだ折り鶴を作り、それっぽく飾り、語った。

宿題で4倍の大きさの折り鶴を作った。
ロールペーパーから120cmの正方形を切り出す作業、折る場所を確保するための部屋のレイアウト変更、紙が大き過ぎる事による難易度UP&イライラ度UP、約2時間近くかけてなんとか完成。達成感よりも疲労感でクタクタ。二度とやりたくない。
「折り紙、好きじゃなかった。倍やってわかった。やって良かった。自分に正直になれた!」

 ★実験② 自分を追い込む~冬の滝行~
12月、2月の寒い時期にわざわざ滝に打たれにいった。

冬に滝に打たれるとどうなるのだろう、実験したかった。
非日常体験にウキウキしながら打たれたが、体は正直。冷蔵庫で冷やした水が容赦なく降り注ぐ。
体は悲鳴を上げ、心は折れかかった。
呼吸だけに集中し「今を生きている」感覚を持てたような気がする、でも次回は夏に行こう!