リレーエッセイ「私の育自」

自分の軸を生み出す

◆出会い
私が育自の魔法を知ったのは2013年あたりです。興味はあったものの参加には至っていませんでした。
2015年に参加したコーチング研修で代表の山口ひとみさんと出会い、「あの育自の魔法の山口ひとみさんですか?」とお声かけしまして、直近で開催するワークショップに参加することになったことが育自の魔法との出会いです。

◆いきなりパート2
育自の魔法はパート1~3があり、順に受講することが薦められています。
当時一番早く受講できるのは「パート2自分の好きなことを語る」でした。
まだパート1は受講していませんでしたが、パート2からでOKをもらい参加が決まりました。

どうやら「自分の好き」を語るらしいけれど、いきなり参加して大丈夫かな?
ドキドキしながら、「自分の好きなことや、好きなものは一体何だろう?」と考えました。

あれ?出てこない・・・。

これまで、仕事や子育てで忙しくしながらも自分の興味関心で様々なことに取り組んでいました。
だけど何も出てこない。ショックでした。

ワークショップまでの間、「本当は何なのだろう?」自分探索が始まりました。

ようやく一つ決まり(その時は茶道でした)自分の好きなことを話し、人に真剣に聞いてもらう体験はとても楽しかったです。
元気になる感覚は参加した人にはわかると思います。

また、参加者の方の好きなことを聴いているのも楽しかったですし、なるほどそういう事があるのか!と参考になることも多かったです。

そしてパート3では5年後の未来を描くのですが、私にしか分らないことだけど、びっくり未来が出てくるのです。

「あら?私はそんな風になりたいの?」と、それは今までにない体験・経験でした。

◆何度も体験することで
現在まで、パート1~3のべ20回ほどワークショップに参加していますが、そのたびに新たな発見をしています。

同じものが何度も出ることもあり、毎回異なるものもあり。

こういった自分のちょっとした成長や変化を感じることができるのも楽しみのひとつです。
仲間ができたことも大きいですね。

そして、もっと育自の魔法の真髄が知りたくてファシリテータになりました。
ファシリテータ養成講座はとてもおすすめです。

「場づくり」力が身に付きました。自組織内でワークショップを設計、実行にチャレンジしたのですが、実現できたのは育自の魔法のファシリテータ経験のおかげです。

◆自分軸と他人軸
長い間子育てに悩んでいました。仕事も悩んでいました。

私は他人からどう見られたいのかが大切なのか?
世の中からどう見られているのかが大切なのか?
普通とは一体何なのか?等々

あまりにも他人軸で生きているのではないか?と言うことにやっと気づき始めました。

今まで興味関心で取り組んできたことは、人から見たら唐突で繋がりのないことかもしれないけれど、自分が直感で選択してきた理由があるはず。
それも含めて自分の事を考える時間は、実はあまりなかったと気づきました。

ワークショップを通して、
ゆっくり時間をかけながら自分が大切にしていること=自分の軸
を生み出すことになって行きました。

「私はどうなりたいのだろう?」「何を実現したいのかな?」

自分の好きなことをそばに置きながら、未来を描いてみて
そしてまた、自分はどんな自分だろう?に戻ってゆく

そうやって自分の軸を生み出していったこと。

それが私の育自です。