リレーエッセイ「私の育自」

自分の好きなことと育自の魔法のつながり

今回、リレーエッセイのお話をいただいて何を書こうか考えていた。
中々、書きたいことが見つからない。
そんなとき、ふと自分の好きと育自の魔法のつながりを書いてみたい
そんな想いが湧き上がり、今、机に座りパソコンに向かい、キーボードを叩いている。
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育自の魔法とは、どんな出会いだったろうか?

育自の魔法のことを知ったのは、コーチングの資格をとった10年以上前に遡る。
友人が活動していることを聞いていたが
その時は、直接ワークショップを受けることはなかった。
それから時が流れ、私の人生は大きく変化していた時に思いがけず再会する。

離婚を経験し16年以上勤めていた会社を辞め
新しい職場で働き始めていた頃
何気なくSNSの投稿を見ていると
職場の近くでワークショップが開催されるという。

何かのタイミングかもしれない。
そんな想いで会場に足を運んだ。

ワークショップが始まる。

シンプルなワークから始まり、シンプルなワークに終わる。
そのワークの中でみんなの表情が変わっていったことを今でも覚えている。

これは私が大好きなドラムサークルで
みんなが笑顔で演奏している場面
そして、私が大切にしている言葉が思い出された。
(※ドラムサークルとは、世界中の打楽器を使い、円になって座り、みんなが参加者となり即興演奏をすること)その言葉は

『KISS』

これはドラムサークルを学んだ時に今でも生きる指針としている言葉。
何の略かというと

『Keep It Stupidly Simple』

これを訳すと

『アホなぐらいシンプルに』

こんな考え方が育自の魔法には詰め込まれているかもしれないと思った。
そして、その土台には

『自分を大事に』
『相手を大事に』
『お互いを大事に』
『この場を大事に』

これは自分がドラムサークルという場を提供する時に大事にしていることと同じである。

これは暗黙のルールが言語化され、みんなが理解しやすい言葉で
シンプルに表現されているからこそ育自の魔法はパワフルなのだ。
それを確信したとき、ファシリテーターになろうと決意した。

それから数年が経ち、不思議なご縁で運営にも関わらせてもらうようになった。
今、自分の得意なことで貢献させてもらっている。

それから気づいたことがある。

今、自分が目指していることはその好きの先にある

”生きがい“

を見つけることを応援することである。

それは、その人の

“想いを形にすること”

これは20代でドラムサークルに出会う前から仲間と共に大事にしてきたことである。

好きなものにはその人の大切な価値観が眠っている。

その価値観に沿っているとき
今まで困難だと思っていたことや見えていた壁の見え方が変わる
それこそが好きの力だと思う

好きなことに気づいたとき
人は生き生きする

そして、その好きに気づき
それを続けたいと思ったとき
苦手なものも克服しようと努力するようになる
時に人に協力をお願いすることも選択肢に入れながら

そんな姿をこれからも応援していきたい

その中で、改めて私が大切にしている言葉を大事にしていきたいと思う。
それは

『What Can I Serve for ?』

これは

『私は何が提供できるのか?』

この言葉もドラムサークルを学ぶ中で今でも心の中に刻まれた言葉である。ドラムサークルでは、円の中心に入った時
そして、さらにはコミュニティに関わった時には

その瞬間、その場で何を感じたかを大事にし
それまでの意図を手放す勇気を持ち
何をその場から求められているのかを感じ取り
そして、私のできることを提供することである。

その感覚を大事にこれからも生きていきたい。

今、私の好きなものそれは

あなたの人生を聴き、あなたの好きと価値観を探し、あなたの人生の目的
そして、行動指針を言葉にすること

それを一緒にあなたの好きと共に応援していきます。